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Whole Truth Rolfing の日記

脳脊髄液のお話

2015.02.25

大阪難波でロルフィング®いうボディーワークをしている藤原裕一郎です。

今日は、脳脊髄液のお話。

脳脊髄液とは脳内にある脈絡叢という場所から産生される液体です。

身体の中には140-270mlくらいあります。 1分間に0.2-0.7ml、1日で600-700ml産生されます。

だいたい6時間に一回は液体全部が入れ替わることなり、一日4・5回入れ替わります。

その役割としては、

①脳や脊髄を外力から守ったり②神経系への栄養供給③脳の代謝で生じる老廃物の除去

となります。



側脳室から産出された脳脊髄液は→モンロー孔→第3脳室→中脳水道(シルビウス水道)→第4脳室→マ

ジャンディ孔・ルシュカ孔→※クモ膜下腔へ流れるもの、(脊髄へ流れるもの)→上矢状静脈洞内にあるクモ

膜顆粒で吸収(脊髄へ流れたものは神経周膜内を通り末梢神経へ行き着きリンパや組織液となる) 

簡単な脳脊髄液の通路は上記したような感じですが、今日はその液がクモ膜下腔を通ってる時に注目しま

す。


上図にもあるようにクモ膜下腔が脳脊髄液で満たされると、それに伴い頭蓋の縫合が少しですが開きます。

縫合には伸張具合を感知する受容器があり、「これ以上開くとマズイ!」となると受容器は脈絡叢へ液の産

生を減らすように命じます。産生が減ると、クモ膜顆粒での吸収などにより脳内の脳脊髄液が減少します。

すると、クモ膜下腔内の液も減るので、頭蓋の縫合は閉まってきます。

今度は縫合内にある受容器が、「これ以上閉まるとマズイ!」となるので脈絡叢へ液の産生を増やすように

命じます。

つまり、縫合にある受容器と脈絡叢からの液産出の関係性により、頭蓋は膨張・縮小を繰り返しているので

す。

でようやく、ホムンクルスと繋がります。



上図は、脳の前額面を一部切り取ったものです。 脳表面から手や顔が飛び出していますが、これは脳が

どれだけ身体のコントロールをしているかを示しているのですが、手や顔が大きいのはそれだけその部位で

感じたり動いたりするのに脳をたくさん使っているということになります。





手や顔は大きいですね。(もちろんその他の部位も脳はコントロールしてます)

で、先ほどのクモ膜下腔を思い出すと、、、、

クモ膜下腔の下には脳があります。

クモ膜下腔には脳脊髄液が通ります。 膨張したり、縮小したりします。

クモ膜下腔が膨張すると、脳を刺激します。  すると、ホムンクルスの図で見たように脳脊髄液は全身を刺

激します。

だから見た目的には、全く動いていなくても(寝てても!)人間は身体全身が脳脊髄液の増減のリズムと共

に膨張・縮小しているのです。 (頭蓋だけじゃなく、手や足も!)

この動きは触知することは可能なので、この動きを感じることでその方のどこのリズムが良くないのか?

を感じることができます。

例えば、ホムンクルスの図でいう手の部分に脳脊髄液が上手く流れてなかったら、手のリズムは良くない

可能性があります。手に大怪我をしたことがあるから、そうなのかもしれないし、脳の手をコントロールする

部位の頭蓋の動きが良くないからかもしれません。

以前、手の話 をしたようにそれが腰痛とかに関わってくる可能性もあるのです。

話が脱線してきそうなので今日はこれまで。笑


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